世の中 真っ暗闇じゃござんせんか
ここのところ、市民のみなさんの声が新聞に取り上げられる世の中でござんす。
昔は担任の先生に何か言いたいことがあるときは、直接言いに来たもんでござんす。
言いにこれねぇときゃぁ、連絡帳で「お恐れながら…」と。
言いにこれねぇときゃぁ、連絡帳で「お恐れながら…」と。
しかし今じゃ、校長先生を飛び越して直接教育委員会へ……。
いえ、直接世間様へ訴えるほうが手っ取り早いってぇ時代なんでしょうかねぇ。
マスコミにたれ込んだり、Twitterにあげることが多くなってきた気がしやす。
そういやぁ流行語大賞になった「保育所落ちた日本死ね」もツイッターがもとでござんしたね。
LINE、専用フォーム、Fax、郵便と、
いろんな方法で市民のみなさんの声を集めて面白おかしく記事にするのが新聞社さんの渡世でござんす。
新聞社さんが市民のみなさんの声を集めるってぇのをどうこうしようってぇんじゃぁありません。
しかしケータイやネットを使ってってぇ方法はどうなんでございましょうねぇ。
昔は筆をなめなめ、考え考え巻紙に文章を書いたもんでござんした。
そういっちゃぁ失礼ですが、
メールなんかは思いついたことをそのまんま垂れ流しちまうこともあるんじゃぁねぇんでしょうか。
私たち教職員も「バッシング」を受ける身。
世間様からお叱りを受けることは覚悟でござんす。
「学校に言ってもラチがあかねぇ」ってぇ対応をしてるってぇところもあるかも知れません。
ツイッターなんかにゃぁ、もっとひでぇことが書いてあります。
一端火が付きゃぁ、どうなるか……。
そんな世の中、手前(てめぇ)で手前を守るなんてこたぁできません。
組織としてのスジを通しておきゃぁ、責任を負うのは組織です。
何かあったらホウレンソウ。
それさえやっときゃぁ、組織が対応してくれるじゃぁねぇんでしょうか。
どこぞの国のお偉い方みてぇに、尻尾切りなんてぇこたぁねぇでしょう。
組織としてのスジを通しておきゃぁ、責任を負うのは組織です。
何かあったらホウレンソウ。
それさえやっときゃぁ、組織が対応してくれるじゃぁねぇんでしょうか。
どこぞの国のお偉い方みてぇに、尻尾切りなんてぇこたぁねぇでしょう。
情報の持ち出しだって、非違行為だって、自分を守る代償と思やぁ、簡単なことでさぁ。
ハードルが高けぇからこそ、しっかり守っていりゃぁ
「お前ぇ一人に罪は負わせねぇ」って、みんなから守ってもらえるんじゃねぇんでしょうかねぇ。
ハードルが高けぇからこそ、しっかり守っていりゃぁ
「お前ぇ一人に罪は負わせねぇ」って、みんなから守ってもらえるんじゃねぇんでしょうかねぇ。
- なんだかんだとお説教じみたことを申して参りましたが、そういう私も日陰育ちのひねくれ者、お天道様に背中を向けて歩く、馬鹿な人間でございます。(『傷だらけの人生』既出)
皆で肩寄せ合って生きていきましょうゃ。